美月SIDE



「電話終わったか?」



「うん、音々も知ってたみたい」




「ああ、言ったからな」



自然と鼓動が早くなる。



「顔、真っ赤だけど」



「う、うるさいよ」



ほっぺたをツンツンされた手を慌てて払いのける。



近くにある翔の存在。



綺麗な顔、


本当に私の彼氏でいいのかな?


音々のほうが可愛いのに、私なんかでいいのかな?