閉じてあったオレンジ色のカーテンを開けた。 「...翔っ!」 グレーのパーカーに緩いズボンを着こなした翔がダルそうに私を見上げた。 『お・り・て・こ・い』 そう、口ぱくで言われた気がした。 しなくても降りていきますけどっ! 私は学校の制服のまま部屋を飛び出して、リビングでまったりしているお母さんに声をかけた。 「ちょっと、行ってくる!」 「えっ、ちょ、どうしたのよ!」 慌てるお母さんにも構わずにいっを飛び出した。