彩のことがあってからあんまり友達っていいイメージが沸かない私。



「っていうか、私は辻君がいるし」




「それって...」




辻君はきらきらした眼差しを私に向けてきた。




「もちろん、友達って言う意味で」



「ですよねー、はい」



でも、私にとって初めての男友達かもしれない。



「あ...しょーうっ!!」




2人で帰っていると少し遠くに翔と音々ちゃんの姿が見えた。