「翔!...なんでここにいるの?」
春さんがスタジオのドアを開けたところにちょうどいた男の子に声を上げた。
「姉貴が財布忘れてったから、届けに来たんだよ。」
そういってピンク色のメタリックの財布を春さんに手渡したその子。
「って...お前!!」
その声で目を凝らしてその子を見る。
「...あああ、あの時の!!」
その翔って子と私は一斉に叫んだ。
「えっ、2人ともどうしたの?」
春さんは私たち二人の顔を交互に見る。
その子は昼休みに私が出会った毒舌君だった。
...早くもモデルだということがばれてしまった。



