俺様と闘う私『一部・完』

 「しっかし、そのドレス素敵ねー」



 にっこり笑みを浮かべてそう言った麗華さんに私は首を傾げた。




 「これって、麗華さんが選んだんじゃないんですか? それに、お金とかは……?」

 「あぁ、もらっときゃいいのよ、そんなの。志貴が勝手に買ったんだし」




 サラッと爆弾を投下され



 「えぇぇぇぇえええ!!!!」




 私は大声で叫ぶことになった。



 赤色のすごく大人っぽいドレス。


 胸元でドレープが交差していて、ボディラインに沿って綺麗だ。


 少し膝下くらいまであるのがまた上品で、大人っぽいドレス。



 ……これを志貴がぁぁああ!?



 「ふふ、あの子本気よね。ホント」

 「へ?」

 「ううん、なんでも」



 意味ありげに微笑んで、ハーブティを飲む麗華さんは、本当に優雅で綺麗だったけど。


 私には含まれた言葉の意味が理解できず、複雑な表情を浮かべたままカップに口をつけた。