俺様と闘う私『一部・完』

 「おはようございます!」



 気合を入れてエントランスに入り込み、まずは事情を説明すべくコンシェルジュさんに挨拶をした。


 40代くらいのおじさんが(私からすれば……なんだけど)優しく




 「おはようございます」



 と出迎えてくれた。



 見た感じ拒否された様な雰囲気はないことに安堵し、渡辺さん宅へ伺いたい旨の話をすると、あちらからも話が通っていたようで



 「どうぞ」



 と優しい笑顔と共に通してもらった。


 「あ」

 「え?」



 私が通りすぎたとき、声をかけられ振り向くと



 「私にもいただけますか?」



 と言ってくれた。



 「もちろんです! どういったものがよろしいですか?」


 あまり大きなバッグだと、こんな豪華なマンションではいやがられるかと思い、コンパクトなバッグを持ち込んでいた。



 商品は少な目だけど、一応一通りは入っている。