俺様と闘う私『一部・完』

 きーーーっ!!

 もう、ムカつくムカつく!!


 

 「いないわよっ! イイでしょ、ほっといて!!」

 「だろうな」



 その一言すらも、さらに私に対し火に油を注ぐ。



 怒りで沸騰しそうなくらいになった私の顔は、彼の予想通りの言葉を言わされたことの恥ずかしさと怒りで、赤すぎるに違いない。



 その時……



 さらにグッと力を入れて、奴の方へ引き寄せられたかと思ったら、真正面で顔を固定された。



 「お前、毎日来い」

 「はぁああ?」



 完全に客対応ではない。


 分かってはいても、すでにブチ切れた私、御堂理香にはどうでもイイ状態だった。



 「月曜から金曜のうち、1日は来るわよ」

 「馬鹿かお前」

 「なっ!?」

 「毎日っつってんだろ?」



 ニヤッとしながら私を見下ろした。



 毎日……?



 「あのですね。平日1日で1週間分持ってくるもんなんですけどね」

 「だから、毎日来いって」

 「はぁあ? 無理だってば!」



 ……カッチーン。

 

 常に無茶ぶり発言だ。


 だけど、こればかりは言うことがある。


 私は空いた手で、バシッと顎を掴む奴の手を退けると、噛みつくように言った。



 「あのねぇ、毎日配達してる人なんていないの。そんなの出来るわけないでしょ? 他の客様にもそうしてるんだから、無茶言わないで!」



 思いっきり、思いっきり言ってやった。