俺様と闘う私『一部・完』

 もはやどうでも良い妄想で、私は楽しんでいた。

 さすがは現金な私。


 渋々着いて行ったものの、奴は私を無視して家へと入っていった。



 あのぉー、ですね。


 呼びつけた私のこと、なんだと思ってらっしゃるので?



 私は怒りを通り越して、呆れ始めていた。



 こういう人種とは合わない。



 帰ってしまおうか!?


 いや、でもこれからも隣のおうちに来るわけだから、変なことして揉めても困るよね……



 そんなことを閑雅ながら10秒程立ち尽くしていたら―――


 ガチャと中からドアが開けられた。



 奴はというと、ジャケットを脱いでネクタイを緩め、ブラウスの1つ目を外した状態。


 という、少しだけオフモードをちらつかせた出で立ちで現れた。

 


 不覚にも、それに一瞬ドキリとする。


 
 

 そしてそんな奴が発した言葉は




 「アホ面晒すな」



 だった。