俺様と闘う私『一部・完』

 「山上先生の御嬢さんをね志貴に紹介したいって言われててねー」

 「オイッ! 大雅!!」


 さらりと告白する大雅さんを睨みつけて怒る志貴。



 そして……どういう反応をしたら良いのか分からなくなった私。



 ―――御嬢さんを、紹介?



 それって、つまりは。



 「お見合い、みたいな?」



 するりと問いを口にした私に



 「まあ、そんな感じ?」



 明るく答えを述べる大雅さん。



 「違う」



 不遜な態度でなおも怒りを顕わにする志貴。



 ……で、だけど。



 この空気どうしたらいいの?



 「ってのは冗談でぇ。あっちが勝手に志貴のこと気にいってるから会いたいってだけ。んでもって逃げてるだけのヘタレがコイツ」



 ニシシとでも言いそうな表情で、大雅さんは志貴を人差指で指さしてそう言った。


 しかも俺様志貴をヘタレ扱い。


 相当な大物じゃないかって感じた。