俺様と闘う私『一部・完』

 なんだって、この人は私のことを抱きしめたりするわけ!?

 私は、訳分からなさとドキドキと苛立ちとが脳内で混戦し始めていた。


 その状況を見て、またも吹き出しながら大雅さんが



 「志貴。お前さー。1年越しの想いなんは分かるけど、無理矢理すぎるだろ」




 助けなのかなんなのか、さっぱり分からない言葉を志貴にフッかけた。



 ―――1年越しの想い?



 何のこと……?



 私の脳内混戦に、さらに拍車がかかる。



 が、しかし。



 それを遮るように志貴が



 「言うな馬鹿!!」



 あり得ないぐらいに焦った声と、子供みたいな叫び声をあげた。


 そして



 「それ以上言ったら、事務所辞めるぞ」



 凄い冷気を発して、氷の爆弾を大雅さんに投げた。



 絵にするならば、だけど。