俺様と闘う私『一部・完』

 「わわっ!」



 思い切り後ろに倒れ込みそうになるのを、寸でのところで左手がソファーの背を掴んで止めた。



 ってか、この手!!



 目の前が見えなくて困るんですけど!?


 右手を眼前へと持っていき、手を引き剥がそうとしたら



 ふわっ



 呆気なく剥がれた。



 ……と思いきや


 ガシッ


 ―――!?




 「大雅、コレはダメだ」



 私の首に腕が回った。


 そして更には引き寄せられている。


 つまり今、私の首=締まっている。



 「ぐ、ぐるし、ぃっ」



 私は空いた右手でべしべしと首に絡みつく腕を叩いたけど



 「煩い」



 そう言って、ちょっとだけ腕が緩められた。



って、



 「煩いじゃないでしょ馬鹿! 苦しいわ!!」