俺様と闘う私『一部・完』

 「で、何の用なんだ」


 ふてぶてしくそう言い放つ奴。

 

 その態度は答えるのは当然と言っていて、明らかに私を見下ろしている。


 
 スニーカー履きの155センチの私を175センチくらいの奴が見ている。



 完全に見下し体勢だ。



 だけどこんなことで負けてはいけない。



 「2001のお客様に商品をお届けさせていただいたのです。どうもお邪魔しました」



 ぺこりと頭を下げ、今度こそ奴をスルーしてエレベータへ向かおうと決意した。



 これ以上喋ったら、確実に、確実に理香のブチ切れ線残り2本もブッツリ切れて、5本全てがブチ切れてしまう。


 残り2本もすでに危ういのだ。



 早く、早く脱出しよう!!



 私なりに最善の対応は出来た筈だ。


 これ以上は私にはない!!



 彼の横を通り過ぎ、まさにエレベータのボタンを押そうとしたところで……



 奴は最悪の言葉を発した。



 「待て」