俺様と闘う私『一部・完』

 今思い出してもイラッとした気持ちが蘇る。



 それぐらい強烈な一言を発したのだ、奴は。




 「お前、こんなところで居ていいと思ってんのか? 何してるんだ?」




 だった。




 はぁぁあああんっっ!?


 なんつったのこの人??



 私のこの笑顔と挨拶とそしてこの服装!!



 思いあがるわけではないけども、これらすべてを見たら日本人のほとんどが


 「あら、かの有名な乳酸菌飲料を販売のお姉さんね」



 と思うものでしょうよ!?



 なのに。


 なのにですよ?



 この男ときたら「何してんだ?」ですよ?



 信じられない言い草に流石の私も仕事中という意識を失いそうになりつつも、ブチっと切れそうになる線を5本中1本に留めた。



 冷静に、冷静に……



 私は息を整えてもう一度彼を見据えた。



 そして、精一杯押さえてこう言った。