俺様と闘う私『一部・完』

 声にも出来ないくらい驚いた。

 え?

 ―――いや、いやいやいや。


 待って、待って。



 今。


 志貴がお隣の渡辺さんのこと、両親って言ったよね?


 両親って事は、志貴はむしろ息子?


 いや、むしろっていうか息子じゃない!!!



 「な、なんで!?」



 私は無茶苦茶な質問を思わず漏らした。


 親子関係になんでも糞もないんだけど……


 あの素敵な渡辺さんご夫妻から、このひねくれたような俺様志貴が生まれる……か?


 いや、想像できない。


 私は最高潮の混乱にいた。


 すると更に



 「お前、服のサイズ母さんに言っただろ」

 「へ!?」

 「俺が触りもしない女のサイズが分かるかよ」

 「なぁっ……!?」



 さ、ささささ触りもし、しししないって!!!


 ひぃぃぃぃいいいいっっ!!



 私はそのセリフによって、信じられないくらい赤面してカチコチに固まった。



 彼氏いない歴21年。


 御堂理香。



 このセリフには対応不可だった。