俺様と闘う私『一部・完』

 よく分からない人だけど、とりあえず私も自己紹介しなくては……と思った。


 
 「あ、私はみど」「知ってるよ理香ちゃん」



 折角挨拶を……と思ったのに、あっさりと自己紹介をぶったぎられた。


 ―――って。今、理香ちゃんって言った?


 どうして私のこと知ってるの?




 「志貴に聞いてたの」



 私の心の声が聞こえるらしい。


 あっさりと答えを言ってくれて、にこりと笑う大雅さん。



 うーん、いい人そうだけど、なんか食えない感じの人だ。


 そんな感じの大雅さんをジッと見つめていたら



 「おい」



 横から冷たーい声で私を呼ぶ志貴。


 おいって、私を何だと思ってんだ? この男は!!



 という怒りを孕んだ目で奴を見た。



 その光景を間近に見た大雅さんは



 「ぷくくっ、志貴っ、おまっっ、ぶはっっ」



 なぜか大笑いし始めた。


 この人って一体何者なんだろう。


 ほんとに不思議な人だな、なんて思っていたら



 「っるさい! お前あっち行け!!」



 ちょっと吊り目になりながら志貴が、大雅さんにキレていた。