それはなぜなんだろう・・・


好きだと思えるのに、

それを口にする勇気がない。

・・・

左手が好き。

それを言うのが精一杯で。

・・・

こんな私を、

それでも愛してくれてる翔。

両思いになったのに。

・・・

言えない自分がみじめ・・・

・・・

翔、

私ね、

翔の事、

愛してる・・・

私を包み込んでくれるあなたが、

本当に…好き。

・・・

真夜中。

眠る翔に、

そっと寄り添って、

小さな声で、呟いた。