両思いでもないのに

続いてる同棲生活。

・・・

あれ以来、

私を無理やり抱くことは無くなった翔。

・・・

私へのボディ―タッチは

無くなる気配はないが…

・・・

私に触れる時の翔は、

優しくて、

触れられることが嫌じゃなくなっていた。

・・・

「最近、怒らないな?」

「・・・そう言うわけじゃ」

・・・

翔のその手が好き。

なんて、

言えるわけもなく…

それに、

私の心には、

まだ先輩が半分は埋め尽くしてる状態だ。

・・・ん?

・・・半分?

・・・

自分のこの気持ちの変化に、

動揺を隠せない。