俺様社長は左手で愛を囁く

そう言った翔は、私の布団をはぎ、

ゆっくりと起き上らせる。

…ぅ、気持ち悪い。

・・・

まだ少しふらついてる私は、

翔の腕の中に倒れこむ。

翔は私を支え、顔を覗きこむ。

・・・

「今度から、長湯はするなよ?」

「だ、誰のせいだと思ってるのよ?!」

真っ赤になりながら怒った私。

それに対し、

首を傾げる翔。

・・・ったく。

信じられない。


「冬美の体はこの間見てる。

恥ずかしがる必要はないはずだが?」



「なっ///!!

あ、あの時は、夢うつつで、何も覚えてない」


「オレは覚えてる」


「・・・」

この人に何を言っても、

通用しないようだ。

私は深い溜息をついた。