・・・

着いたところは、

隠れ家になりそうな、

でも、凄く高級そうな

フレンチレストラン・・・

先に下り立翔の後に、

私もいそいそとついていく。

・・・

豪華なランチだが、

その美味しさに、

自然と顔が緩む。

「美味しい…」

「そうか・・・よかった。

このレストランのシェフは私に友人だ。

今度はディナーに連れてきてやる。

夜はまた違った料理を出してくれるから」


「・・え、いや、あの」

断ろうとしたが、

翔の目が、断ったりするなよ?

と言うように威嚇してるように見え、

その言葉を呑み込んだ。

・・・

結局、

食事が済むまで、

私はいろんな質問攻めにあい、

大事な用件は一体なんだったのか、

分からないでいた。