「ありがとうございます・・・

早乙女さん、社長を、

宜しくお願いします」



「・・・」

冬美は黙って頷いていた。


・・・

そして綾野は、

一年ほど海外で過ごすことになった。

・・・

帰ってくるその日には、

心からの笑顔を、

見れることを願って、送り出した。