「いつでも受けて立つ」

そう言った翔の肩を、

軽くグーパンチしたマイク。

その顔が今、
どんな顔をしているのか、

誰にもわからない。

・・・

後から駆け付けたバン社長は、

決着したのを確認し、

マイクの後を、歩いていく。

途中、

私たちに振り返って、

深々と頭を下げた。

・・・

「バン社長、

これに懲りず、

仕事の方は、よろしくお願いします」


翔の言葉に、

安堵の溜息をついたバン社長は頷き、

下へ降りて行った。