優しいひと

遠くでガタッという物音がし我に返った



「お前、頬っぺた消しカスだらけ」



笑いながら消しゴムのカスを払ってくれる健太の笑顔に何故か胸が高鳴る




何だコレ?



健太は小学生のときからの付き合い



男として見た事なんて一度もない



直美と3人でいつもふざけ合ってきたそんな関係




今日のわたし変だ…




「健太買い物して帰るんでしょ?」



「あっ、そうだった!」





一瞬、感じた気持ちが気付かれないよう慌てて教室を出た