学校に着くと晴斗はそそくさと自分の教室に入り、席に着いて鞄を枕代わりにして顔を伏せる。 ちなみに席は窓側の一番後ろ。 寝るのには絶好の席だと思う。 本当に猫みたいだ。 同じクラスで良かった。 晴斗のこと、ずっと見ていられる。 「麻有、おっはよー!」 「わあ!!!びっくり!おはよー」 毎朝学校で話しかけてくれるのは親友の相生実果(あいおいみか)。 実果とは晴斗と会うより前からの仲。 そのため、私と晴斗の事情を全て知っていて、相談に乗ってくれるのだ。