「…ん?陸斗か?」 隣を見ると、自転車に乗った奏弥がいた。 「え、奏弥?なんでいんだ?」 「や、それこっちの台詞だから。 俺は母ちゃんが作りすぎたらしいから陸斗んちにおすそわけ渡しに来たんだけど…、 なにお前。家出?」 図星を突かれてドキッとする。 こいつ無駄に鋭いんだよな…、 いや、この荷物じゃ誰でも気付くか。