「はーい」
と玄関から出てきたマキノ
「マキノ」
「え? かんな?」
「はい、さっき帰ったみたいでしたが、私は言わなきゃいけないことがあるので」
「何を……?」
マキノに今更言えるか
そんなの…
「マキノ
私はマキノが好きです。
あなた思っている以上に。幼なじみの好きではないですからね?
一時の気の迷いだなんてことをありません。
マキノが好き。
そう思えることができたから、私は伝えました。」
マキノが驚いてる。
「マキノには最近彼女ができた噂もありますが、嘘なのも知ってます。
でも、何故か
周りの方々がその話をすると、嫌なんです。」
まだ驚いてる。
「だから、気付いたんです。
私は……私が思っている以上に好きと…」
そこまでいいかけて
「かんなっ」
と何故か泣いてるマキノ

