ピンポーン
とインターホンを鳴らす。
マキノに何故か会いたくて
言わなきゃ思えてしまって
私が私じゃないみたいになって
でも、やっぱりマキノが好きで
今までの私ならこのとき何をしたんだろうとか、考えるのもやめた。
私は
マキノが好き。
そう伝えて
マキノが驚く。
それを見れたらどんなに幸せか。
大好きなマキノがどんな反応をして、どんなことを言うのか。
過去を引きずらず前に進ことを教えてくれたマキノに
何ができるのかは知らない。
だって
私はマキノ自身じゃないから
マキノが私にしてほしいことなんて知らない。
こんな風に気付けた私は成長した。
そう思えた瞬間だった。

