てか
「何、言ってんだよ。
バカか?」
と布巾で拭いているかんなに言う。
「バカ…。
ふっ、バカはマキノの方です。
ですが、その理由を教えるのは何故か勿体ない気がするので言わないでおきましょう。」
とかんなから返事が返ってきた。
さすがと言うか…なんと言うか…
かんなはやっぱり
いくら一緒にいてもわからないけど、今日はいつもよりも毒をはくな…。
「マキノ?」
「何だよ」
「マキノは、どうもしないと言いましたね?」
「は?
まぁ、そうだけど」
「では、今から兄に電話しますね」
と言って、テーブルの上にある携帯をとり、電話をかけはじめた。
なにするきだよ…

