「ではマキノ。 今日は二人で帰ることにしましょう」 とかんなが顔を近付けて言ってきた。 かんなとの距離が 数センチしかない。 「かんな、近いから」 とかんなの肩をおしながら言う。 かんなは 「意地悪です。」 とまた一言 そんな顔を近くにある方が意地悪何だよ。 「マキノは、私と一緒に帰るのが嫌なんですか?」 とふっと余裕な笑みで言ってきた。 不覚にもそれにドキッとする俺がいる。