今日の日付
8月2日
臨海学校です。
「マキノ。
何故、水着を着なきゃならないんですか?」
「臨海学校だからだろ」
「理由になってません。」
と少し睨みながら私は言う。
「そんな恐い顔すんなよ、俺が泳ぎ教えんから」
マキノのその言葉に少しイラッとしましたが
「泳ぎができないわけじゃありません。
水着になるのが嫌なんです。」
「あー、
そうだったな。
お前泳ぐの得意だしな。」
「何か、嫌味に聞こえるのは気のせいですか?」
とイラつきながら言うと、
マキノは、ちょっと顔がひきつって
誰かに呼ばれたようで、何処かに逃げました。