「小野坂?
あぁ、あのバカマキノのですね。

わかりました。
いいですよ。」


と、手紙を受け取る私


「あ、ありがとう」


と顔を赤くしながらどこかに行ったふわふわ系女子


ふーん



ラブレターか…


マキノはモテるのか。


私はモテないけど。


と、そのとき


後ろから



頭をバシッと叩かれた。


「お前、バカをつけて名前言うな」


「あぁ、マキノですか。
じゃあ、はいこれ。」


と言ってラブレターを渡そうとすると


「それ捨てとけ。
俺には好きやついんし。」

「へぇー、マキノも好きな人いるんですか。
中学時代は女たらしと言われていたのに。」


「悪かったな。
好きなやついて。」


と頭をかきながら言うマキノ


「別にマキノに好きな人がいたって良いじゃないですか。
マキノはかっこいいしモテているのだから


人生の青春を味わうのは良いことですから。」