「てか、今日の晩御飯何だよ」


「私に言わないでください。 そうですね、マキノ。」

「え? 何?」


私は小説をテーブルの上におき、



「マキノが作ってください。」


とふっと笑いながら言った。


マキノは
「何でだよ!」


嫌な感じで答えた。




だって
「この中で料理ができる人はマキノだけですよ?
それとも私達に作らせ不味い料理が食べたいとでも?」


私がそう言うとマキノは
"チッ"と舌打ちをしてキッチンに行った。