もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

「ほら、そんな事しないで行こ?風邪引いちゃうよ?」



と言うと、もう何も言わなくなり後ろからついてきた。

綾乃のペースでゆっくり階段を降りる。
そのはずが綾乃は既に息を切らしていた。

息切れに今でも踏み外しそうな足音。
危なっかしくて横に並んで歩いた。



もう、身体は限界を超えているみたいだった。