もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

「帰る?」


「ああ、今日はありがとな」


「こっちこそ来てくれてありがとう。また明日な」



何かが手に渡された。



「これ……」


「あっそれ綾乃ちゃんの!」


「知ってるのか?」


「知ってるよー学校に持って来てたもん」


「そっか。てか何で俺に?」


「綾乃ちゃんの親父さんに渡したんだけど大事にしてくれそうな人に渡してって」



つい笑みを浮かべてしまう。