もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

「まあこの話はいいや。花火する?」


「ん」



涙を拭って部屋を出た。

もう夕方。
中庭には花火を振り回している2人組。



「あ、昴ー!」


「復活かー?」


「元々元気だっつーの」



そんな適当な返事をして椅子に座った。



「夕飯なに食べるー?」



冷蔵庫を漁っている尋。
後ろ姿がお母さんみたいだ。



「オムライス!」

「カツ丼だろ」

「何に勝つんだよー」

「自分自身に?」

「うぜー」



仲がいいのか悪いのか…。