もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

「もう焼いていい?」


火の準備ができたらしく、網の上に適当に乗せていく。
すぐに香ばしい匂いが漂った。



「俺が肉もらう!」


「いや俺だ!」


「先に野菜食べてからな」



親と子供のように見えて微笑ましかった。



「昴も来いよ」



ずっと椅子に座っていた俺を呼ぶ。



「おう」



既に肉を貪っている2人。
肉は渡したくないようだ。