もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

「早っ」



玄関のインターホンを押すとすぐに尋が出た。



「早く目覚めたから」


「ちゃんと寝た?」


「寝た」


「お、おう……」



尋は起きたばかりのようでスウェット姿だった。
髪の寝癖が凄い。



「もう準備する?」


「みんな来る前にやったほうが良くね?」



集まってから準備すると遅くなりそうだ。



「んじゃ、中庭にセットあるから組み立てて。俺着替えて材料切るから」


「ん」



広い中庭の隅にバーベキューセットが置いてあった。
無言で組み立てていたらすぐに終わった。