もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

大きな歓声と拍手で講義は終わっていった。



「昴!」



会議室に戻る時、光輝に話しかけられた。



「講義お疲れ!代役とは思えないほど凄かった!流石昴だなー」


「ありがとな」


「もう帰るのか?」


「ああ、やることあるから」



無いけど。



「そっか、暇できたらまた今度ゆっくり話しようぜ!」



そんな口約束をして大学を出た。


それから一度病院に戻って報告をし、家へ帰った。
やることがなく、テレビを付けたり雑誌を読んだりしてダラダラと過ごした。

次の日からは出勤していつものように仕事をこなした。


綾乃の体調も良く、何日も続けて学校へ行けていた。


何か起こるんじゃないかと怖くなった。