もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

私服の上から白衣を着ていた。



「今日の講義に出る天才って昴のことだったんだー納得した」


「…ここの生徒?」


「そうそう、途中で帰国しちゃったから今大学5年生」


「こっちは飛び級効かないんだな」


「それな!裁判起こしてやろうかと思った。特待生で卒業まで全額免除してくれるから許したけどね」



中身は変わっていないようだ。



「てか、嫌なことあった?」


「顔に出てたか?」


「思いっきり」


「話すと光輝が苛々しそうだからやめておく」



俺が話したくないだけ。
面倒な奴だと思われるだけだから。



「あっ僕戻るね、講義楽しみにしてる!」



携帯で時間を確認すると急いで戻って行った。