もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

「は?教授になるの?」


「ならねーよ。手伝いだけだよ」



馬鹿か。アホか。



「うっわビビった。遊べなくなるかと思ったじゃん」



そこかよ。



「俺こっちだから」



中央病棟の分岐点で原田と別れてエスカレーターを降りた。

駐車場に着いて時間を確かめる。
大学へ向かうにはまだ早かった。
時間になるまで車の中で待つことにした。


時間が過ぎるのを待っていると、院長と綾乃の姿が見えた。
話は聞こえないが、一緒にいるのを見るだけで嫉妬してしまう。
綾乃を車に乗せてすぐに行ってしまった。



「俺も行くか…」



エンジンをかけて車を走らせた。