もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

PHSを繋いで院長を呼び出す。



「あ、院長、水無瀬さん学校行くので車お願いしてもいいですか?」



一発OKだった。
余程会いたかったのか…。



「水無瀬さん起きたの?」



壁に寄りかかって何度も欠伸をする原田がいた。



「ああ、また今日から学校行くってさ」


「今日起きたばかりなのに⁉︎危なくね?」


「俺もそう思ったけど院長も何も言わなかったし…」


「院長って凄い人なのか疑いたくなるよな…」



廊下を歩きながら話していた。
時間は後少しで診察時間だった。



「お前今日診察担当じゃないのか?」


「俺は午後からだよ。そっちこそ大丈夫なのかよ?」


「今日は大学で講義入ってるからそろそろ行かないと」



教授の講義手伝って欲しいと何故か俺に依頼が来ていた。