もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

「昼から俺の患者よろしくな!」


「はいはい」



院内の喫茶店で軽く昼食を摂って昼の診察をした。



「おつかれさまです」



午後の分の診察を終わらせ、医局のドアを開ける。
まだ数人しか戻ってきていないようだった。

今日の分のカルテを整理した。
それから届いていた綾乃の検査結果に目を通した。

"異常なし"の文字。



「そんな渋い顔してどうした?」



隣でひたすらキーボードを打っていた原田がパソコンの画面を覗いてくる。



「異常なし?マジで?画像見せて」



脳波とMRI画像を開いた。
少しずつスクロールしていく。


やっぱり異常はなかった。