もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

「よ!白神!」


「おはようございます」



後から来た先輩等に次々と肩を叩かれる。



「白神はいいよなぁ、特別で」


予定表を見ながら言う先輩を睨みつけそうになった。
"特別"
その言葉にイラッとする。

俺は特別なんて嫌だ。
人生を好きなように生きることすら出来ない。
俺が存在する時点で全て奪われた。



「操り人形のどこがいいんですか……」


「ん?なんか言った?」


「いえ、なんでもないです」



呟いた言葉は届かなかったみたいだ。