もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

「お前今日も昼で終わり?」


「ああ」


「暇なら代わりに診察してくんね?」


「は?」


「部長に渡された資料、今日までに提出なんだよおおおお」



そんなくだらない理由だったが、仮がある。



「わかったから、それ絶対終わらせろよ」


「やっぱ白神いい奴!ありがとな!」



医局のドアを開く。
まだ誰もいなかった。



「あ、俺一番!」



子供のようにはしゃぎながら自分の席に着く。
それからグルグルと椅子を回し始めた。



「酔うぞ……」


「酔わない体質だから〜」



見てるこっちが酔ってきたんだが。
そろそろやめろよ。