もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

「水無瀬さん、起きました?」



朝からナースステーションに寄った。



「いえ、一度も……」



「すみません」と頭を下げられるが、どこに謝らなければならない要素があったのだろう。

礼をしてその場を後にした。



「あ、白神!」



全力で走ってくるのはやはり原田だった。



「廊下を全力疾走すんなよ……」


「それよりも昨日の緊急事態って何があったんだよ?気になって夜眠れなかったぞ!」



そんなこと言う割には元気だよな。



「知ってもいいことないぞ」


「ならいいや」



単純すぎ。