もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

毎回回診するときに一緒に回る看護師だった。



「あ、いた」



歩き回ったという感じでもない。
きっと誰かに聞いたんだろう。



「どうした?」


「先生の患者いらっしゃってるんですが、もう上がりですよね?」


「ああ、他の人に診てもらって」


「わかりましたー。あと、何してるんですか?」



俺の行動が一番気になっているといった感じの表情だった。



「聴診」


「え?水無瀬さん目覚めたんですか?」


「……は?」



話を聞くと、朝食を持って行ったときも起きておらず、時々顔を覗かせてもずっと同じ体制で眠っているという……。



「まじかよ……」