もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

「俺、解熱剤持ってきます」


「どうせ熱出してるだろうと思ってちゃんと持ってきてるよ」



流石です…。



「どうする?院長に報告する?」


「そうですね……後はやっておきます。ありがとうございます」


「いえいえ、じゃあ戻るね。また何かあったら呼んで」


「はい」



とりあえずここに寝かせておいて、院長室へ向かった。
が、そこに姿はなかった。


医局へ戻るとまだ俺の椅子に座っていた。