もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

「尋?聞こえてるか?」


「んー聞こえる聞こえる」



そんな適当な返事が逆に怖い。



「昼頃先生こっちに来てくれるから寝てていいぞ」


「んー」



横になって寝るかと思ったら寝れないみたいだった。



「昴ー」


「どうした?」


「苦しい」


「……」



吸入器を持っていなくて何もできない。
ここから離れるわけもいかず、黙ってしまう。



「深呼吸しよ」



リズムよく軽くベットの柵を叩く。
今は待つしかないから。