もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

「あ、昴ー」



俺の椅子に座って手を振ってくる院長。

周りが変な目で見てるぞ、気付け。



「なんですか」



嫌々ながら返事をする。



「研究発表会なんだけど、出ない?」


「今はこっちに専念したいので……」


「だよねー……新人で外国語話せるのって昴しかいなくてさぁー」


「原田でいいじゃないですか。アイツ英語ならそこそこ話せますよ」


「原田くん頭おかしいじゃん……」



なんだこのオッサン。