もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

「お待たせー!」



俺らしかいない廊下を全力疾走してる…。



「秀也白衣着たまま?」


「脱いで鞄に突っ込むのに時間取られるからなー」



たったそれだけだろ。


隣で会話してるのを放っておいて前へ歩き出す。



「……暑」



もう夕方なのに外は蒸し暑かった。

暑さに耐えられなくて袖を捲る。


再び歩き出した。