もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

「…許してあげる」


「サンキュっ」



そう言って笑ってみせた。



「一緒に学校、行こ……?」


「ん」


「綾乃!!」


「ごめ…昴……」



急にフラッとした綾乃の体を支えて寝かせた。
身体が冷たくて少し怖かった。



「もう良いぞ、ゆっくりしとけ。俺、行かないと行けないから」


「ありがと……」



ICUを出て病棟へ向かった。